新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザが同時流行すると、発熱外来がひっ迫する可能性があります。
発熱等の体調不良時に備えて、あらかじめ新型コロナウイルスの抗原検査キットや市販(OTC)の解熱鎮痛薬を購入し、自己検査やセルフケアの準備をしましょう。
1.発熱時に検査キット陽性の場合、早期にオンラインの確定診断を受け、安心して療養に入れます。
2.発熱時に検査キット陰性の場合、かかりつけ医や最寄りの医療機関を受診しやすくなります。
(注意)事前に抗原検査キットを備えておくことにより、インフルエンザの場合、治療薬の効果が期待できる発症から48時間以内の服用がより確実になります。
家庭等において、体調が気になる場合等にセルフチェックとして自ら検査する為に用いる検査キットには、「医療用」と「一般用」の2種類があり、いずれも国が承認した「医薬品」です。
種類 | 医療用 | 一般用 |
---|---|---|
外箱等の表示 | 体外診断用医薬品 | 第1類医薬品 |
購入場所 | 薬局 | 薬局または店舗販売業(いわゆるドラッグストア) |
インターネット販売 | なし | あり(一部) |
薬剤師からの情報提供 | 義務 | 義務 |
備考 | 医療用抗原検査キット「販売対応」薬局リスト((一社)埼玉県薬剤師会ホームページ)) | 店頭に薬剤師が不在の場合は購入できませんので、取扱いや販売時間帯を電話やホームページで事前に確認することをお勧めします。 |
「研究用」と称して市販されている検査キットは、国の承認を受けておらず、性能等が確認されたものではないため、県の「陽性者登録窓口」(検査確定診断登録窓口)(別ウインドウで開く)での登録等には利用できません。
検査キットは、家庭等において、体調が気になる場合等にセルフチェックとして自ら検査を実施することにより、より確実な医療機関の受診等につなげ、感染拡大防止図るためのものです。
検査キットは薬局や一部ドラッグストアで購入することができますが、「体外診断用医薬品」として国の承認を受けたものを選んでください。
・国が承認した検査キットは、【体外診断用医薬品】または【第1類医薬品】と表示されています。
・「研究用」と称して市販されている検査キットは国が承認したものではありません。
・取扱い薬局・ドラッグストアで薬剤師に相談して購入してください。
・インターネットでの購入は、一般用抗原検査キット(OTC)として承認を受けた、第一類医薬品のものをお求めください。該当する品目は、厚生労働省ホームページ(別ウインドウで開く)で確認することができます。
検査結果が陽性の場合は、確定診断を受ける必要があります。
(注意)「研究用」と称した検査キットによる結果は確定診断には使えません。
・医師の診断により、検査結果を確定診断に用いる場合があるため、スマートフォンなどで検査結果や身分証等を画像として保存するとともに、本体とキットの入っていた箱や袋などは捨てないでください。
・ご自身でおこなった検査結果が陽性になった方は、新型コロナ陽性者登録のページ(別ウインドウで開く)へ