インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の予防には、「手洗い」「マスクの着用を含む咳エチケット」「換気」などが有効です。
特に、高齢者や基礎疾患のある方が感染すると、重症化そるリスクが高まります。高齢者の方と会ったり、通院や大人数で集まったりする時は、マスクの着用を含めた感染対策へのご協力をお願いします。
感染症について最新の情報は、下記の厚生労働省のホームページをご覧ください。
手足口病は、口の中や手のひら、足の裏や足の甲などに出現する水疱性の発疹を主な症状とするエンテロウイルスによる感染です。
4歳くらいまでの乳幼児を中心に主に夏に流行します。
特に、乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園では、感染が広がりやすいので注意が必要です。
咳やくしゃみによる「飛沫感染」、ウイルスに汚染されたものに触れることによる「接触感染」、便と一緒に排泄されたウイルスが口に入る「糞口感染」があります。
特に、乳幼児が集団生活している保育施設や幼稚園では、感染が広がりやすいので注意が必要です。
感染して3から5日後に口の中、手のひら、足の裏などに2ミリから3ミリの水疱性発疹がでます。
発熱はありますが、高熱が続くことは通常ありません。多くの発病者は、3から7日のうちに治ると言われています。
まれに、髄膜炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎・急性弛緩性麻痺などの症状が出ることもありますので注意が必要です。
・手洗いの徹底
接触感染を防ぐには、手指などについたウイルスを流水・石けんによる手洗いで物理的に取り除くことが有効です。なお、アルコールによる消毒効果は弱いとされています。
また、この病気は、治った後で比較的日数が経過した場合であっても、便と一緒にウイルスが排泄されることが知られています。さらに、感染しても発病しないままウイルスが排泄される場合があるとも考えられています。そのため、おむつ交換の際には、排泄物を適切に処理し、しっかり手洗いを行ってください。
・マスク着用等咳エチケットの励行
飛沫感染を防ぐため、普段からマスクの着用等以下の咳エチケットを心がけましょう。
1.咳やくしゃみを他の人に向けて発しない。
2.咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをする。
3.手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗う。
RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
RSウイルスは日本を含め世界中に分布しています。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100パーセントのお子さんがRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。
健康な大人では通常は感冒様症状のみですが、一度に大量のウイルスに曝露して感染することによって、症状が重くなる場合があります。
また、RSウイルスは特に慢性呼吸器疾患等の基礎疾患を有する高齢者において急性の重症肺炎を起こす原因となることが知られていて、特に長期療養施設内での集団発生が問題となる場合があります。
咳やくしゃみによる「飛沫感染」、ウイルス汚染されたものに触れることによる「接触感染」があります。
通常RSウイルスに感染してから2日から8日、典型的には4日から6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状が数日続きます。場合によっては、細気管支炎、肺炎へと進展していきます。
RSウイルスの初回感染時には、より重症化しやすいといわれています。特に生後6か月以内にRSウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。
感染を予防するために以下の対策が重要です。
1.石けんでの手洗い。
2.アルコール消毒。
3.子どもが日常的に触れるおもちゃなどの消毒。
4.鼻汁、咳などの症状があるば場合はマスクの着用。
水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスによって起こる感染症です。妊婦など重症化しやすい方は、特に注意が必要です。
飛沫感染・空気感染
患者の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスを吸い込むことによって感染します。
接触感染
ウイルスが付いた手で傷口や粘膜に触れることによって感染します。
全身性でかゆみのある発疹(ウイルス感染やかぶれ、じんましんのように急にでる皮膚の変化)紅斑(皮膚の表面が赤くなること)や丘疹(皮膚から盛り上がった発疹で、1センチメートルより小さいもの)が現れて短期間で水疱(水ぶくれ)や膿疱(膿のたまった水ぶくれ)となり、痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。数日にわたり次々と新しい発疹があらわれるので、さまざまな大きさの発疹(発疹や丘疹)や水ぶくれ(水疱)、かさぶた(痂皮)が同時にみられます。
2周間程度(10日から21日)
マスクの着用等普段からの咳エチケットの励行
飛沫感染を防ぐため、普段からマスクの着用等咳エチケットを守ることを心掛けましょう。
1.咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと。
2.マスクをしない状態で咳やくしゃみが出るときは、ハンカチなどで口を覆うこと。
3.手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと。
患者が使用したもの等に触れた後の手洗い
接触感染を防ぐには、手指などに付いたウイルスを流水・石けんによる手洗いで物理的に取り除くことが有効です。
患者の水疱や患者が使用したものに触れた後は、傷口や鼻や口、目などの粘膜に触れる前に必ず手洗いをしましょう。
スケジュールに沿ったワクチン接種
1歳、2歳のお子さんは水痘ワクチンの定期予防接種の対象です。予防接種のスケジュールに沿って接種を受けましょう。
詳しくは、下記リンクをご覧ください。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる呼吸器感染症です。例年、12月から3月が流行シーズンです。
現在、国内で流行している季節性インフルエンザのウイルスは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型とB型(ビクトリア系統)です。流行しやすい年齢層は、ウイルスの型によって多少異なりますが、全ての年齢の方がインフルエンザに注意する必要があります。
インフルエンザは、感染者の咳やくしゃみ、鼻水などに含まれるウイルスを吸いこむことによる「飛沫感染」や、ウイルスに汚染されたところを直接触ることによる「接触感染」で感染します。
38度以上の高熱、悪寒、頭痛、咳、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状。鼻水、のどの痛みや胸の痛みなどが見られます。(一般的に発熱は3から5日間続き、1週間程で治癒します。)
1から4日程度
発症1日前から発症後5日目くらいまで
【手洗い・うがい】
・外出先から帰ってきたら、すぐに石鹸と流水で手を洗い、うがいをしましょう。
・鼻をかんだり、くしゃみをした後は、よく手を洗いましょう。
一般的な感染予防に加え、重症化の予防を目的として予防接種があります。
美里町では、高齢者を対象として、毎年10月1日から2月末まで「高齢者インフルエンザ予防接種」を実施しており、対象者には9月中旬から下旬にかけて予診票を送付しました。
詳しくは、下記リンクをご覧ください。
高齢者インフルエンザ予防接種・高齢者新型コロナウイルス感染症予防接種について(町ホームページ)(別ウインドウで開く)
「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」は、コロナウイルスのひとつです。
臨床的な特徴としては、潜伏期間は1~14日、主な症状は発熱、咳、のどの痛みといった、風邪のような症状で、味覚障害や嗅覚障害などがみられることもあります。高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、重症化しやすいと言われています。
新型コロナウイルス感染症は、咳やくしゃみ、会話等で排出された、ウイルスやエアロゾルを吸い込むことによる「飛沫感染」「エアロゾル感染」や、感染者の目や鼻、口に直接触ることによる「接触感染」で感染します。
次のことに注意しましょう。
・症状が現れた場合、速やかに医療機関で受診しましょう。
・検査のタイミングは症状が現れてから2〜3日後が良いとされています。(検査をしてもウイルスの増殖が少なく、検査結果が陰性になる場合があります。)
症状に応じた治療となります。実際の治療に関しては、かかりつけ医に相談してください。
『安静』
経過観察のみで自然に軽快することがあります。
『対症療法』
解熱剤などを内服することで、発熱や痛みなどのつらい症状を和らげることができますが、ウイルスを直接減らす効果はありません。
『抗ウイルス薬治療』
経口薬、点滴薬があり、原因であるウイルスに作用します。
【手洗い・うがい】
・外出先から帰って来たら、すぐに石鹸と流水で手を洗い、うがいをしましょう。
・鼻をかんだり、くしゃみをした後はよく手を洗いましょう。
【換気】
・適宜、窓を開けて空気の入れ替えをしましょう。
【咳エチケット】
・咳やくしゃみが出るときは、マスクやハンカチ、肘の内側などを使って口と鼻を押さえることで、ウイルスが周囲に飛び散ることを防ぐことができます。
一般的な感染予防に加え、重症化の予防を目的として予防接種があります。
美里町では、高齢者を対象として、毎年10月1日から2月末まで「高齢者新型コロナウイルス感染症定期予防接種」を実施しており、対象者には、9月中旬から下旬に予診票を送付しました。
詳しくは、下記リンクをご覧ください。
高齢者インフルエンザ予防接種・高齢者新型コロナウイルス感染症予防接種について(町ホームページ)(別ウインドウで開く)