
生野山古墳群
美里町西部の児玉町と境界を接する生野山と呼ばれている丘陵上にあり、古墳時代中期から後期にかけて築かれた古墳群です。このうち将軍塚古墳は竪穴系の埋葬施設をもち、国内では6例ほどしか出土が知られていない格子目タタキをほどこした円筒埴輪が出土しています。また14号墳からは初期須恵器の樽形はそうが出土しています。
また、注目されるものとしては、東京国立博物館所蔵の全身像の人物埴輪「正装の男子」があります。これは美里町十条出土とされていますが、この人物埴輪と似た「軽武装の男子」埴輪(十條出土と表記)が東北歴史博物館でも所蔵されています。