新型コロナウイルス報道から1年になります。治療法が分かってきて重症化しにくくなったとは言え、高齢のかたは死亡リスクが高いと言われています。ワクチンや特効薬は依然としてわれわれの手にありません。
今年も新型コロナウイルスに上手く対応しなければならない生活が続きます。引き続き、気を緩めず、感染防止に努め、うつらない、うつさない行動をお願いいたします。特に、会食や対面での会話には注意しましょう。
ところで、関越自動車道寄居スマートICがようやく3月末に全面開通します。これで、東京方面への進入、新潟方面から降りることができます。
スマートICの建設は、県企業局産業団地の造成による3社の企業誘致につながりました。今後は、役場から松久駅周辺などの開発可能エリアや町内全域の農地転用可能な地域に、町の生き残りをかけた施設や小売り、製造業などの企業誘致を進め、税収・雇用増、経済循環を進めたいと考えています。
美里町は、これまで農業振興でまちづくりをしてきた為、ほぼ全域が農業振興地域であり、農地の宅地化を含む転用が厳しく制限されています。農地を農地として維持するしかない土地が沢山あります。
一方で、農業後継者は減少し、増え続ける耕作放棄地、荒れ放題の里山、空き家・空き地を何とかしなければなりません。所有者が無理なら、町内外のかたに関わってもらう知恵が必要です。人が集まり、農産物などが売れる仕掛けも必要です。
スマートICを始め、計画していたものが着実に実現しています。今後は、「道の駅」や「農業体験」を進める予定です。さらに、役場から松久駅の間にわれわれが望むお店などの誘致が可能となります。
私は、次の世代に地域を引き継ぐため、住民の皆様のご理解とご協力をいただき、町に必要な施設を誘致して、税収や雇用、賑わいを創出し、新たな時代の美里町のまちづくりを進めていきたいと考えております。
引き続き、町民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。