6月3日開催の筑波大学大学院久野教授による講演会では、大勢の皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
久野教授の調査によると、生活習慣病予防に必要な運動量を聞いたところ、約3割の方は足りていると回答、足りていない7割の方に運動する意思があるか聞くと、3割は意思あり、残り約7割は運動実施意思なしと回答したそうです。
また、「健康的な生活を送るための情報収集・試行をしているか」の問いでは、運動実施意思なしの方は「していない」と回答しています。町が広報紙や個別通知をしても検診受診率が低いのは、この無関心層の方に健康情報が届いていないことに原因があるようです。
その解決方法として、健幸ポイントを付与するインセンティブ策があります。歩数によるポイント付与と交換会時の抽選などによる参加者の口(クチ)コミは、無関心層に情報が伝わり、「何それ!」「あなたも参加したら?」との会話が効果を発揮、運動無関心な方が運動習慣化するきっかけになりました。
2月に実施したポイント交換と抽選会による特産品当選効果は絶大でした。「まだ参加してないんかい?」と言われたという方が保健センターに続々と訪れ歩数計を受領しました。
町では、一人でも多くの方が運動を習慣化し、生活習慣病と上手くつきあい、健幸長寿となり、医療・介護費用が町もご本人も増えず、貯まったポイントが町内でみさと元気チケットで消費されればいいなと考えています。