新型コロナウイルスが出現して3年目、ウクライナ侵略から7か月。想定できないことが起こり、世界中の経済・社会が大混乱しています。
これに地球温暖化が加わり、世界中から異常気象のニュースが報じられています。猛烈な台風14号、特大の降ひょう、1時間に100ミリを超える大雨、これが毎年のように発生するのかもしれません。
コロナ禍での人との接触減から、テレワークが普及し、会社等への出社が減り、田舎でも仕事ができるようになりましたが、米国と中国との経済摩擦やコロナ禍からの急激な需要拡大等により部材・物流の混乱、半導体等の不足、急激な円安も輸入価格の上昇を招き、ウクライナ侵略もあり、あらゆる物が高騰しています。
このように変化が大きく、激しく、先の見えない時代の中、美里町のまちづくりはどうあるべきなのか? この問が常に私の頭の中にあります。今まで解決できなかった課題は、新たな手法や民間の知恵の協力を得て解決、進化できないか? ここ数年特に感じています。
一般家庭に例えると、衣食住、子どもの教育、医療・介護費、そして便利に幸せに生活したい。急な出費に備えて貯蓄もしたい。町も、住民の皆さまが安全安心に、幸せに生活し、雇用と収入があり、困っていれば助けたい。そのためには、収入を増やし、地域で「人・もの・お金」が循環し、予算をできるだけかけないで課題を解決したい。できる限り国・県の補助金を活用し、いただいた税金だけでなく、町の単独負担を少なくし、地域の人や民間と協力して問題を解決するべきだと思い、挑戦をしています。
さらに、SDGs、脱炭素、DX(デジタルトランスフォーメーション)は避けて通れなくなりました。
この他、8050問題、高齢者世帯の増加、コロナ禍による交流の減少は、運動不足や孤立孤独に拍車をかけ、新たな課題が表面化しています。
昨年、今年と計画づくりが中心となり、町が何をしているのか見えにくいと感じるかたも多いと思います。来月以降、どんなことを計画しているのか、何を目的として進めているのかなど、お知らせできればと考えています。
ところで、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向ではありますが、油断せず、リスクの高い場面では感染対策を怠らず、新たなワクチンの接種もご検討ください。
コロナ禍でも、町民の皆さまには、彩りのある毎日を送っていただきたいと思います。