町民の皆様のご理解とご協力により、9月16日以降、コロナ感染者は確認されていません。ワクチン接種率も、11月15日現在、12歳以上の人口の88%の方が1回目の接種を終えました。
改めて、町内のお医者さんを始めとする医療関係者の方々、町民の皆様に御礼申し上げます。
しかし、ワクチンの効果は、「半年を過ぎると減ってくる」とも言われ、8か月を過ぎた方から3回目の接種が始まります。海外では、ワクチン接種が進んだ国は、感染の再拡大が見られ、予断はできません。まだまだ、コロナとの戦いは続きます。
また、コロナにより飲食や買い物、旅行などに出かけることが激減し、廃業するところも出ています。外食が減ったため、コメ余りから米価が下落しています。石油・ガソリン価格は、コロナで需要減となる一方で、今度は減産しているところに経済が回り始め、供給が追いつかず逆に高騰し、ハウス栽培や石油製品に跳ね返っています。関連産業も大打撃です。
政府の経済対策や町もできることを工夫するとともに、一日も早く平穏な生活に戻ることを切に願うばかりです。
ところで、今年の3月、念願の寄居スマートICが全面開通しました。便利ですね。
今後、役場周辺を町の拠点となるよう、計画づくりを進めます。5月には、2050年に町内のCO2排出を実質ゼロ目標とする『ゼロカーボンシティ宣言』をしました。これからの町づくりの基本となる政策だと考えています。今後、蓄電池と太陽光発電を住宅や企業、公共施設などにも設置していくことを検討し、節電やごみの削減なども含め、カーボンニュートラルを実現できるよう、国・県の支援を積極的に導入します。
令和3年は、コロナ、コロナに振り回された一年でしたね。感染者が急増したかと思えば急減し、第6波がどんな大きさで来るのか分かりませんが、これからも感染対策を続けることとなります。一方で社会生活は、感染リスクを避けながら元に戻さなければなりません。普段の何気ない日常が、いかに、ありがたいかを思い知らされた一年でもありました。「思いやりのある人と人とのふれあいがあふれている地域」であるよう、政策を工夫していきたいと思います。
むすびに、町づくりに関わる多くの皆様、いつもありがとうございます。