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あしあと

    町長コラム 第188号

    • 初版公開日:[2024年12月27日]
    • 更新日:[2024年12月27日]
    • ID:2246

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    第188号(広報みさと2025年1月号)

    新しい年を迎えて

    令和7年の干支は「乙巳(きのとみ)」、柔軟性と適応力を象徴し、再生と変化の意味を持ち、努力を重ね物事を安定させていく縁起の良さを表し、成長や変革の年とされています。まさに、当町も成長と変革の年であると言えます。

    美里町は点在する集落と広大な農地、南に山地の広がる田園です。補助金を活用して農地を整備し、機械化と規模拡大による対策から農家の子弟の働き場として企業誘致をしました。農地転用可能な小茂田や木部の一部に多くの住宅が建てられましたが、他の大部分は農家の子弟住宅しか認められない状況です。

    養蚕の繭価格が低迷する昭和50年代から専業農家が減って会社員をしながら農業をする兼業農家が増え、現在は農業所得の減少や、機械代も高騰し、放置された荒廃農地が増えています。この農地を活用する一手が必要です。企業的農業経営も求められ、営農型太陽光も含め、アンテナを広く・高くして活用方法を探しています。

    まちづくり・雇用と税収増では、地域の価値を高める方策として寄居スマートICを進めました。役場と駅、ICを起点とした半径300メートルは、一定の条件で開発が可能なエリアとなります。お陰様で県企業局の産業団地ができ、2か所目も進行中です。役場と駅周辺もスーパーなどの誘致を模索して小学校も統合し、拠点にできればと考えています。

    陣見山を含む山林は、温暖化の影響から脱炭素と木材活用後、観光に利用をします。特に、円良田地区だけは有利な起債が活用できることから、山林火災防火帯とハイキング道を整備し、陣見山山頂まで延伸できたらと考えています。

    各集落内には、接道が狭く機械化が難しい遊休農地が点在しており、ここを民間の力と町の支援で宅地化できないか検討しています。さらに、コロナ禍で希薄化した人間関係も課題です。新たに転入する世帯は隣組を敬遠するかたが増えてきました。核家族化・子どもの転出により、一人暮らし高齢者の世帯も増えています。増え続ける医療介護費など、これまでの延長では解決が難しい難題に挑戦しなければなりませんが、ひとつずつ取り組んでまいります。

    お問い合わせ

    美里町役場総務課庶務係(秘書・広報広聴)

    TEL: 0495-76-1115

    FAX: 0495-76-0909

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