5月17日より美里町長として5期目を担わせていただくことになりました。
職員を約12年、町議会議員12年、町長として16年、合わせて40年間美里町に関係してきました。
町長就任前は、県議会議員や代議士の事務所で働きましたので、県庁の各部局や国の各省庁ともやり取りをしていましたから、町・県・国政にかかわった後に町長に就任したことになります。
町長になって、これまでの経験がこんなに役立つとは思いませんでした。町に必要な施策は、国・県の補助事業を積極的に活用し、疑問点があれば直接聞きに行くことができました。中学校を建て替え、スマートICができたのもそのためです。
さて、日本全体がそうであるように、美里町も超少子高齢化人口減少の中にあります。雇用と税収を確保し、必要なサービスを提供するとともに、地域内で経済が循環し、安全安心に暮らせる地域でなければなりません。
役場周辺に企業と商業施設を誘致し、小中一貫校を開設して住宅地を形成したいと考えています。
また、広大な農地が活用され、エネルギーや農産物の地産地消の推進、陣見山等の観光活用を進め、次々に発生する課題にも挑戦します。
さらに、転入したかたが隣組に加入しない世帯、単身高齢者世帯が増えています。平時も災害時には助け合える地域であるよう、工夫が必要です。
健康づくり、介護予防をさらに進め、健康で暮らせる地域でありたいですね。
小さな町だからこそ、教育に力を入れ、将来活躍してくれる人材の育成も大切です。できうる支援をしたいと考えています。
これからは行政だけでは何もできません。住民の皆様、企業、高校や大学、研究機関などと連携し、それぞれの良いところを取り入れ、少ない経費で必要な最大効果が得られるよう、努力しなければなりません。
これはと思うものがあればとにかくやってみる、試してみる、失敗することもあるかもしれませんが、どん欲に、楽しんで施策を創造し続けたいと思います。希望に満ちた美里町を願い。