NHKが1973年から5年ごとに「日本人の意識」調査を行っています。ネット検索していると、この中の青年層やヨーロッパ、アメリカの青年の意識変化から「現代社会はどこに向かうのか」という岩波新書にたどり着きました。
「日本もヨーロッパの青年も、貨幣経済に依存しない幸福の領域の拡大が見られ、何か特別に新しい現代的な幸福のかたちがあるわけではなく、私たちがすでに知っているもの、あの幸福の原層みたいなもの、身近な人たちとの交歓と、自然と身体との交感という、単純な至福に向かうように思う」ということが書かれています。
「ゆたかさ」の指標が、経済発展からゆたかな時間を楽しむことでゆたかな人生を送る「生活の質」を重視する社会へ向かうのではと期待しています。
だとすると、田園の広がる美里町は次の時代の「ゆたかさ」や「幸福」な生活が送れる町になれるはずです。
そのため、まちづくりの指標に「幸福度」や「SDGs」が入れられないか考えています。地域の住民も外から訪れる人も心身ともに幸福になれる町を目指し、農地や里山、河川、伝統文化、スマートインターチェンジなどの資源を最大限に活かし、健幸づくりも強力に進め、持続可能な美里町にしたいですね。
今年は、私も率先してウォーキングに励み、ベスト体重を目指します。
今年一年が、皆様にとって幸せな年に成ることを祈念し、また、いつもコラムを読んでいただいている御礼に代えさせていただきます。