急激にコロナ感染者が増え、当町でも2か月で100人を超えました。皆さんも感染しないよう気をつけて生活していることと思います。
世界では新たな変異株が広がっている中、ヨーロッパの一部では規制を撤廃し、コロナ前の生活に戻す国も出てきました。
そろそろ、このような生活も限界に近づいていると感じます。インフルエンザのように、特効薬が普及することを願うばかりです。
さて、特効薬が普及したとしましょう。皆さんは何をしたいですか? 元に戻るものとそうならないものがありそうです。旅行や懇親、文化、芸術、スポーツなど、人と人の交流や一緒に出かけるものは、復活すると思います。
一方で、リモートやオンラインの普及により、移動しなくとも会議や面談ができ、ネットを介した仕事が次々に可能となりました。今後さらに普及すると、田舎への移住・定住など、田舎が見直される時代の到来です。
当町では、マイナンバーカードの普及を進めています。コンビニで、住民票や印鑑証明、税の証明などが入手できるようになります。免許証や保険証も一体化され、本人確認が不要になり、電子申請が可能となるでしょう。便利な時代となります。
ところで、どんな時代になっても、人を思いやり、人の役に立ち、家族や親しい友人との何気ない交流など、満たされた生活を送りたいと願うものと思います。
『ソーシャル・キャピタル』という言葉があります。これは、人々の協調行動を活発にすることによって、社会の効率性を高めることのできる「信頼」「規範」「ネットワーク」といった社会組織の特徴です。日常生活の中に溶け込ませて表現すると、「おせっかいさま」「お世話さま」「お互いさま」と言われるものです。
このソーシャル・キャピタルの醸成が、生活習慣病予防や介護予防だけでなく、子育て支援、自殺対策、認知症対策など、直面する地域課題の多くを解決することにつながると言われています。
地域の皆さんがお互いに協力し、助け合うことで維持でき、お金では解決できないものだと思います。そのためのきっかけづくりができればと考えています。
早期の3回目ワクチン接種や感染対策、啓発を引き続き進め、コロナ後の地域を想像し、できることから始めたいと思います。
ところで、私の3回目のワクチン接種は、武田/モデルナ社製を選ぶ予定です。