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あしあと

    町長コラム 第164号

    • 初版公開日:[2022年12月26日]
    • 更新日:[2022年12月26日]
    • ID:1556

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    第164号(広報みさと2023年1月号)

    道の駅のその後

    美里町は全域が農業振興地域のため、開発が極端に制限されています。特に、ほ場整備された農地を開発することは県の許可が得られませんでした。なぜ道の駅を考えたかというと、農地転用をしないで作ることが可能だからです。また、美里町に訪れていただいても留まれる観光案内が可能な施設がありません。スマートIC建設を決断した際、農業を生かす施設が必要と考え、役場周辺の開発ができないなら、せめて「道の駅」を作りたいと思い今まで進めてきました。

    これまで、農業振興地域からの除外が可能な立地選定、採算性を考慮した事業者選定と予算を検討してきました。採算が可能な施設にするには、町の負担は5億円以上、希望事業者も目星が付いたものの、農産物以外の加工品などを中心に販売しないと採算がとれないことが分かりました。

    一方、昨年4月に県知事が埼玉版スーパーシティプロジェクト(小さな拠点)を掲げ、当町も役場周辺の開発を模索してエントリーしたところ、県の指定を受けることができました。今まで開発は不可能と考えていたものが、いよいよ現実になりそうです。そうなると道の駅に5億以上の予算を使うのか、役場周辺の開発状況を見て、商業施設など人が集まる施設との相乗効果のある方法を再検討するのか、悩みました。

    これから、学校や役場などの建物、水道・下水施設などのインフラの改修費に多額の予算が必要です。特に、小山川の下児玉地内にある水道第2浄水場は、千年に一度の最大降水量では浸水想定区域に入ります。台風19号で小山川が決壊しそうになりました。対策手法が決まり、12億円以上が必要になります。

    これらを考えると、役場周辺開発の進捗を見てから決めるべきではないか。場合によっては、進出する事業者が道の駅に変わる施設を創ることも考えられます。

    さらに、町民の理解が得られ、小学校が統合できると仮定すると、児童館や勉強スペース、サテライトオフィス、公園などの施設も必要となり、複合化も可能です。立地希望の病院や学校があった場合、ある程度の負担が必要です。いずれにいたしましても、さまざまな可能性がありますので、様子を見るべきと思います。ご理解をお願いいたします。

    お問い合わせ

    美里町役場総務課庶務係(秘書・広報広聴)

    TEL: 0495-76-1115

    FAX: 0495-76-0909

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