町長コラム 第154号

1月21日から2月13日の間、『まん延防止等重点措置区域』に指定されました。感染者がものすごい勢いで増え、連日過去最高を更新し、家族内での感染や濃厚接触者が続出しています。

このままでは、保育園や小学校などは学級閉鎖、職場は出勤自粛となり、その家族も出勤・登校できなくなります。このような状況になると、医療関係などのエッセンシャルワーカーと言われる方々が出勤できず、社会生活を維持する組織が機能しない恐れもあります。

町では、3回目のワクチン接種に向け、順次接種券を発送しています。希望される方は、同封の申込みハガキを返送してください。なお、集団接種を希望する方は、Webからでも申込みが可能です。

また、5歳以上の方のワクチン接種は国の承認が出ましたので、3月以降に接種を開始します。なお、まだ1・2回目の接種が済んでいない方は今からでも接種が可能です。ぜひ、ご相談ください。

今後、国産のワクチンや飲み薬も承認され、近い将来インフルエンザと同等の病気扱いになることを期待しています。それまで、気を抜かず、感染対策をしっかりして、お過ごしくださるようお願いいたします。

現在、まん延しているオミクロン株は、以前のものより感染力が強く、どこで感染したか分からないケースが大変増えています。家庭内でも必要があれば、マスクの着用や感染対策をお願いいたします。

また、「無症状の感染者」が増えています。「自分が感染者かもしれない」との認識を頭の片隅において、お過ごしください。

オミクロン株は、「従来より重症化しにくい」とは言われていますが、基礎疾患のある方や高齢の方は重症化する可能性があり、引き続き注意が必要です。

政府対策分科会の尾身会長は、「リスクの高い行動を皆が避け、メリハリのある対策で早めに感染ピークを下げることが、医療や社会機能の維持に重要だ」と述べており、「感染リスクの高い場面での人数制限が求められる」としています。

今一度、基本にもどり、家庭内と言えども『マスク』『手洗い』『うがい』をしっかり行い、感染リスクの高い『密閉』『密集』『密接』を避け、規則正しい生活を心がけましょう。