3月末、ようやく寄居スマートICの下りが開通し、6月には産業団地が企業3社へ引き渡されました。当初計画より大幅に遅れてはいるものの、着実に進行しています。
次は、スマートICや産業団地を活用し、地域経済を好循環させることです。
美里町の農地は、大部分が宅地等への転用利用が厳しく制限されていますがそこを何とかするため、スマートICや県の力を借りて産業団地を整備しました。次は、アクセス道と県道が交差する役場から松久駅の間に、農業を核とする地域活性化施設を整備したいと考えています。町の中でも農業の振興に資する施設であれば唯一開発が可能な地域だからです。
スマートICと産業団地が出来たのだから、もう何もしなくていいという選択もあります。しかし、このままだと条件の悪い農地や野山は荒れ放題となり、ますます地域が疲弊し、若者の流出が止まらず、さらに子どもが減ると推測されます。何とか食い止められないか、農業と農地、野山や史跡・石仏などの資源を活かせないか? そのための拠点となる、地産地消と町外の関係人口増のための施設・施策が必要だと考え、就任当初から段階的に関係者の合意形成と計画づくりを進めてきました。
現在、農業振興審議会に諮問し、具体的な計画づくりに向け議論いただいております。ホームページに経過を掲載しましたので、ご覧いただければ幸いです。未来は変えられます。希望を持って前へ進みましょう。