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あしあと

    町長コラム 第165号

    • 初版公開日:[2023年01月30日]
    • 更新日:[2023年1月30日]
    • ID:1592

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    第165号(広報みさと2023年2月号)

    お米づくり

    私は、農家の生まれです。町長就任時は、農地を借りてくれるかたがいましたが、条件の悪い所が多かったためか8年前に返却されました。何も作らず耕運や草刈りだけをするのもと思い、どうせなら新たな品種や栽培方法を試すこととしました。

    お米は、堆肥や化学肥料を使わない栽培方法で、品種は新たに育成された食味と粘りのある、肥料分をあまり必要としないものを選びました。苗床には、肥料入りの培土を使用しますが、田んぼには堆肥も入れず、稲わら、米ぬか、籾殻を返すのみです。数年は以前の肥料分が残っていますので、病気や倒伏もありましたが、3年目くらいから殺菌剤や殺虫剤は必要なくなり、化学物質は除草剤だけとしました。

    ところで、子どもの頃は農家の農繁期は手伝うのが当たり前でしたね。私は、手伝わない言い訳ばかり考えていました。しかし、自分がある程度の年齢になると見方が変わり、どうせやるなら稲だけは栽培しよう、栽培するなら究極の安全・安心栽培をと思い、無肥料で今年8年目になります。

    最初は、収穫できるだろうかと心配しましたが、化学肥料や堆肥を使わずとも8年間、反収5.5~6俵は維持しています。小米も激減し、25アールで60キロ程度です。

    用水にある程度の養分が含まれていると考えられます。今年は、田んぼの表面をかくはんする器具を購入しましたので、除草剤を使わなくても可能か試してみます。

    遊休農地が年々増える中、このような栽培方法や品種が選ばれればいいなという思いと、安全・安心なお米を学校給食にも提供できたらとも考えています。

    ところで、給食を炊きたてのお米に変えると食べ残しが減ると言われています。美里町の給食は自校方式ですので、地元の安全・安心な炊きたてのご飯を腹一杯食べてもらうことが可能です。災害時の炊き出しもできるように、中学校に炊飯設備を作りたいと夢見ています。

    また、秋ジャガイモも試作し、戸田市との姉妹都市交流の芋掘り体験に、ジャガイモ、さつまいも、里芋のトリプル芋掘りができないか検討しています。


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    美里町役場総務課庶務係(秘書・広報広聴)

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