町長コラム 第125号

　3月28日、関越自動車道寄居スマートインターチェンジの下り出入口が開通しました。東京方面からの出口として、あるいは、新潟方面への入口として乗り入れが可能となりました。

　上り出入口は、高速道路会社の工事区間が完成していないため、開通時期が見込めない状況です。引き続き早期開通を要望していきますので、ご理解をお願いいたします。

　ところで、皆さんはもう寄居スマートインターチェンジを利用しましたか？　先月初めて県庁からの帰りに利用してみました。便利ですね！　この事業は平成16年の年末、事業化に向けた最初の協議段階から国会議員秘書として関わり、平成20年の町長就任から11年、ようやく下りだけですが開通しました。地権者の皆様、国・県・町議会議員の皆様を始め、多くの皆様のご理解ご協力のお陰であります。

　今後は、上りの早期開通と合わせ、このインターをどう町の活性化に活かすか、美里町の生き残りをかけた課題へと移行したいと思います。

　美里町を含む日本全体が少子化、人口減少、働く世代の減少、高齢者増（特に85歳以上人口増）に向かう中、転用が制限された農地をどう活用するか、町の経済循環や人口維持、老朽化した公共施設、超高齢化社会の医療・介護などの社会保障費の確保をどうするかなど、今までのやり方では解決できない課題が山積しています。一発逆転はありません。それぞれを関連づけて相乗効果を発揮するような施策を打つことだと考えています。