7月号コラムは、どうしても入れたいコロナ記事を掲載するため、町長コラム枠を差し替えました。思えば、就任した年度の2月から、これまで休まず続けてきました。広報紙を見ていただいている皆様をはじめ、本紙に関わるすべてのかたに改めて御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルスの1回目の緊急事態宣言が出されてから1年半になろうとしています。政府の切り札はワクチン接種で、「12歳以上の希望者への接種を11月中には終わりにしたい」と言っています。ワクチンが現在のペースで供給されれば、医師会や薬剤師会の皆様のご協力により、我が町でも11月中には何とかなるのではというところまで来ています。
しかし、ワクチン接種は、あくまでもご本人の意思です。そもそも病気などで接種できない人、副反応などを心配する人がいると思います。そのため、全体の1~2割の人が接種できない、あるいは希望しない人であると考えています。また、「2回の接種をしても感染した」との報道もあり、インフルエンザワクチンと同様、接種していれば重症化しにくいと理解することもできます。
現在、11歳までのワクチンは許可されていません。人口の2割の人が接種しないと仮定すると接種率は約74%です。こう見ると、元の生活に戻るには、特効薬の普及でインフルエンザと同等の扱いとなるまで、感染対策を続けることになるのではと心配しています。
さて、6月号コラムに掲載した身馴川公園の売却に議会の同意がいただけたため、9月末で身馴川公園を閉園させていただきます。長い期間ご利用いただき、誠にありがとうございました。新たな公園として、農村公園の再整備と水殿瓦窯跡を史跡公園とするため、必要な手続きを進めます。
売却額は、地上にあるものの撤去費を含め、1億9,580万円です。過去、公共工事で発生したコンクリート製品などを一時ストックし、その上に土を盛ったことが分かっていますので、通常の土地売買どおり、この処分費は実費で精算することにしました。議会でも質問がありましたが、事前調査には多額の費用がかかるため、工場造成時に発生したものを精算することにしたところです。
この事業により、YKK AP株式会社が町にとどまるとともに、売却費を使い新たな公園を整備しますので、ご期待ください。