今月は広報みさとの「お悔やみ」欄についてです。
以前は、戸籍の窓口欄は、お誕生とお悔やみのかたを掲載していました。コロナ禍を経て家族葬が半数以上となったこと、個人情報保護法がスタートしたことから、令和4年に掲載をしないこととしました。
しかし、多くの町民のかたから掲載の再開要望をいただいていますので、令和7年1月号から掲載申出のあったかたの掲載を再開いたします。
掲載方法は、以前は希望しないご家族は申出をいただいていましたが、家族葬や個人情報保護を考慮し、掲載を希望するご家族には申出をいただくこととします。掲載がされない場合は、希望がないことになります。ご理解をお願いいたします。
さて、戸籍の窓口には、人口と世帯、人口増減の内訳が掲載されています。11月号では、死亡と出生の差がマイナス14人、町外への転出と町内への転入の差がプラス2人でした。出生と死亡の差が自然増減、転入と転出の差が社会増減です。全体ではマイナス12人でした。この傾向は年間を通じて変わりませんので、人口は減少しています。
さらに、年齢分布を見ると団塊の世代の70歳代をピークに減少しています。今後、減少速度は加速し、単身高齢世帯の増加が予測されています。
対策として、給食費や奨学金の支援、出産祝いなどの子育て支援の充実、働く場や買い物しやすくする企業や商業者の誘致、住宅地を増やす支援などを進めています。
何といっても寄居スマートIC開設により、まちづくり手法が格段に増えました。生まれ育った子どもたちが一旦は町外に出ても、美里町で子育てしたい、町外の子育て世帯にも選ばれる地域となるよう、地域にある資源を足し算ではなく、掛け算のまちづくりで大きな価値とできるよう政策を考えています。
一方、婚姻数も減少しています。これも少子化の大きな原因です。これをすればという決定打はありません。ありませんが、効果があると思われるものを試行錯誤し、子どもから高齢者まで、楽しく、そして幸せに暮らせる地域であるよう、これからも尽力いたします。