美里町の小学校では、毎年6月の第一週を中心に歯みがき大会を実施しています。この大会は、歯科医師会から美里町はむし歯の子が多いと指摘を受け、何かできないかと探していたところ、全国の小学校に参加を呼びかける大会を知り、各小学校の協力を得て数年前から主に5年生を中心に授業の中で勉強しています。
お陰で、大変な成果を出しています。
さて、ここで勉強するのは、歯肉炎、プラーク、磨ききれていない場所、歯ブラシの基本、大人になっても歯茎を健康に保つ、そして、未来宣言カードの記入です。
この大会で伝えたいことは、未来の自分のために毎日やりきることの大切さ、つまり、今の自分の積み重ねが未来の自分をつくるということです。それは、歯みがきを含めた生活習慣や勉強も同じです。
美里町の子どもたち全員が、この歯みがき大会を経験して大人になります。歯肉炎は、心臓病など万病のもと、歯肉炎を予防することで将来の生活習慣病予防に役立つと考えています。
私もこの大会を経験して、歯みがきの大切さを知り、時間をかけて丁寧に磨く習慣と定期検診を受けるようになりました。一か所軽い力で1、2本の歯を目安に小さく動かして20回、これが基本です。毎日の習慣が体と心を変えるはずです。
テレビを見ながら、ぼーっとしながら、ながら歯みがきはどうでしょう。食後に行うことにより、口臭も消え、歯垢も減るはずです。ウォーキングと合わせ、習慣にしたいですね。