町長コラム 第133号

　今年も1月12日、成人式が挙行されました。華やかな晴着に目移りしながら、立派な成人式を見せてくれました。成人者の前途に、大いに期待します。

　ところで、2022年4月から民法の改正により、成人年齢は今の20歳から18歳に引き下げられることが決まっています。そこで、成人式を何歳にするかが話題になっています。

　18歳にすると、最初の年は18・19・20歳の3年分を同時に開催しなければならない、18歳だと大学受験や就職時期に重なるなどの意見があるようです。

　このため、名称を「二十歳を祝う成人のつどい」に変更する自治体もあります。決定まで猶予はありますが、20歳が有力でしょうか。

　さて、毎年、中学三年生と小学六年生を対象に、私が直接町の現状やこれからの社会について出前授業を行っています。この中の最後に必ず、将来、町を出ることがあっても、ふるさとを忘れないで欲しい、いつかは美里に帰り、町を守って欲しいとお願いしています。

　今の中学三年生は全員で103人ですが、二年生は71人、一年生は84人と90人以下になります。人口減少となる一方で、寄居スマートインターチェンジの全面開通が一年後に実現し、産業団地ができ、町の核づくりが始まっています。田園の広がる美里町だからこそできるまちづくりと、教育・子育てを強力に進め、健幸づくり、福祉もしっかりできる町なら、持続可能だと確信しています。